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2010年10月02日

肋間神経痛

肋間神経に生ずる激しい痛み。

突発的に生ずる肋骨の走行に沿ったつきさすような痛みで,外傷,感染,圧迫,寒冷などにより生ずると考えられ,肋骨の下面を押すと圧痛がみられ,咳や深呼吸により増強する。

ウイルス性疾患である帯状疱疹も肋間神経痛をきたすことがあるが,同時に神経の支配領域に相当する部位に小水疱をもった発疹を伴うことが特徴である。

肋間神経痛と鑑別すべきものとしては,骨疾患のための骨痛や脊髄疾患などのほかに,胸腔内および腹部臓器の疾患のための痛みがある。

とくに狭心症,心筋梗塞(こうそく),解離性大動脈瘤,自然気胸,消化性潰瘍,胆石症などとの鑑別は重要である。

自然に消失することが多いが持続することもある。

治療としてはビタミン剤,鎮痛剤の投与のほかに,難治性の場合には局所麻酔剤注入による肋間神経ブロックを行うこともある。
  

Posted by うみの イルカ at 06:16